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ここ最近のあれこれ。



古都里さんの展示が終わってホッと一息ついてから6月中に観ておきたかった展示がいくつかあって・・・。

果たして間に合うか・・・笑。


今週はそのうち2つへ。


一つ目はしもだて美術館で開催中のみうらじゅんさんの展覧会。


収集癖のある私にとってみうらじゅんは神(笑)。

ずっと好きでいる事、ずっとこだわっている事って簡単なようで簡単じゃない。

圧倒的物量だけれどこうして並べてみるとちゃんと整っている。

そしてスクラップも、文字も、絵画もイラストレーションも丁寧。

集めるだけだったらこうはならない・・・。

自分の収集物に対してちょっと反省しつつも、断捨離できない、ミニマリストには一生なれない私を全肯定してくれる空間。

救われました(笑)。



二つ目はつくば美術館で開催中の河津晃平さんの展覧会。

こちら、凄かった!!


初めて拝見する作家さんだったのですが、写真作品の鑑賞で久しぶりに心躍りました。

解体を待つ公務員宿舎を撮影されているのですが、廃墟となった部屋を掃除してから撮影するという行為そのものが私の中になかった発想でした。

廃墟を撮影する時、自分だったらそこに残っている痕跡や現状、人の気配などが動機となります。だからこそ、その痕跡を極力消した作品群は視覚的にも感覚的にも新しい発見と刺激がありました。

約100部屋を清掃し、うち48部屋の同じ場所から画一的に撮影し、その48枚を重ねてサイアノタイプでさらにプリントしている作品は圧巻。(いやぁ、狂ってる笑。←最大級の褒め言葉です!!)

展示構成も勉強になりました。



今回、どちらの展示にも言えることは、対象に対して執拗までに求め続けていること。

このしつこさの熱量が展示として整えられた時、作品を前にした私に確実な軸のようなものとなって訴えかけてくる面白さがありました。

その熱量が表向きはとても静かに存在していて、押し付けがましくないのもとても良かったなぁ。


ああ、楽しかった!!

どちらも6/30までなので気になる方は是非!!





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