古い記憶の中に。
- galler15
- 3月1日
- 読了時間: 2分

寒い!寒い!を言い訳に、色んなことが億劫になっていた2月が終わりました。
3月に入りお日様がやさしい光を放つこともあり、呼吸を少しだけ深くできるようになった気がしています。(と書きながら来週の雪予報に震えている・・・)
さて。
ちょうど先週のこと。
“ART SPACE 布布”さんへお邪魔してきました。
「にゃんこ にゃんにゃんにゃん 展」と題され、11人の作家さんが猫の作品をテーマに展示されていました。
猫ってどうしてこんなに人を魅了できるのだろうと猫について暫し想いに耽った後、置いてあった各作家さんのポートフォリオのページをパラパラ捲っていたら、
ある作品にとてつもない既視感が・・・
「あれ?この作品どこかで見たことがある・・うーん、でも思い出せない。原画ではないはず・・どこかのショップカード??・・うーん思い出せない・・・」と一生懸命記憶を辿ったのですが、もう少しのところで思い出せず仕舞いでした。
ちょうど作品を描かれた作家さんがいらっしゃったので、帰りがけに聞いてみたら・・・。
「カンパーニュです!」とおっしゃられて、そこで私の記憶がパンッとクリアになりました。(この思い出せた時の爽快感たるや!)
それは今はもう閉店してしまいましたが、とても美味しいフランス焼き菓子と自然派ワインを取り扱っていた「ラ メゾン ド カンパーニュ」というつくば市苅間にあったお店のショップカードの絵でした。
そのお店をもう訪れることはできませんが、その場所に関わった作品はずっと生き続けていて、こんな風にふとした瞬間に自分の目の前に現れ、その時の人や場所の記憶を蘇らせてくれるんだなぁと思ったら、とても嬉しくなりました。
ショップカード、いまだに取ってありました。
(15年以上前のものだと思います。収集癖健在!紙物が捨てられない症候群。)
この作品は安達友紀さんという作家さんのものでした。
時を経て、こうして作品が巡り巡ってくるってなんだか良いな。
ギャラリーに足を運ぶとこんな出会いがあるんですよね。
うちのギャラリーで展示してくださった作家さんの作品たちもいつか巡り巡って誰かの元に再び現れたらどんなに素敵だろうと思いを馳せてみたり。
そしたら、ここでの出来事も思い出してくれるといいな。
そんな未来があったらいいなと思うのでした。
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